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株式会社ユーエスケイ企画はJR宇宿駅前にあります。
帰宅時、桜ケ丘団地を通ることが多いのですが、私は「桜」という文字を目にすると、いつも櫻井眞一郎先生(1929-2011)を思い出します。
(単純に「桜」つながりです)

「ん?誰?」と思われる方がほとんどだと思いますが、櫻井眞一郎先生はプリンス自動車工業~日産自動車に勤務され、初代から7代目のスカイラインの設計・開発に携わり「スカイラインの父」と称される、自動車業界ではとても有名な方の一人です。

私は幼少期よりクルマが大好きで、街中を走るクルマの名前を全部言えたそうです(良くある話ですが…母談)
幼稚園に入る前、ご近所に銀色の3代目スカイライン(通称ハコスカ)の新車があり、子供心に「カッコいいな~」と毎日のように見に行っていた記憶があります。
以降、「クルマ=スカイライン」という公式が私の中で成立していて、免許取得後に購入したクルマは6代目スカイライン。
以降、同じ6代目を乗り継ぐこと4台。

最後の4台目は13年間乗り、車体の骨格部分の錆と重要部品のメーカー製造廃止に伴い安全に走行することができなくなったため、10年前に手放すことになりました。
大人の事情で別の日産車に乗り換えましたが、「次はスカイライン」と思い続けて10年。
「人生最後のガソリンエンジン車」として再びスカイラインに乗ることにしました。

納車後、鍵を渡されて走り始めた瞬間に感じたのが、タイトルの「お尻のセンサー」でした。
冒頭、ご紹介しました櫻井眞一郎先生が、歴代スカイラインの開発過程において、【お尻で車の挙動を感じ取る=お尻のセンサー】の感覚を大切にしていたと読んだ記憶があります。

以前乗っていた6代目のスカイライン(1985年式)では、シートに座り、エンジンをかけ、重いクラッチを踏み、ギアを入れ、クラッチをつなぎ走り出すと、車のすべての挙動(4輪の動き・荷重のかかり方など…)をお尻で感じることができていました。

時は過ぎ、今回の愛車は13代目のスカイライン(2017年式)。
私にとっては10年ぶりのスカイラインですが、ハンドルを握り走り出した瞬間に忘れていた「お尻のセンサー」の記憶と感覚が鮮明に蘇りました。
櫻井眞一郎先生がスカイラインの開発から離れて40年弱が経っており、「移動するための機械」としては比較しようがないほどに進化していますが、「クルマというモノ」という点では、運転するするたびに「スカイラインの父の想いや伝統」が随所に受け継がれていることが確認でき、「運転の楽しさ」を実感しています。

話は変わりますが、世界における創業100年以上の企業の国別調査では、日本企業が50.1%を占めるそうです。
ちなみに創業200年以上でも65.2%を占める日本が1位。
ともに2位はアメリカです。
年功序列、終身雇用をはじめとする「日本の雇用モデル」が限界を迎えたと言われる昨今にありながら、100年以上、200年以上続く企業数において日本が世界一であることは、「おもてなし」に代表される目の前の人を大切にする文化や、「先人の想いや伝統」を大切に守る日本人の心が、何かしら関係していると思わずにはいられません。

ユーエスケイ企画は今年創立38年目を迎えました。

腎愛会グループの一員としての役割を果たしつつ、50年、100年と伝統を積み重ねていけるよう、共に働く皆さんと頑張っていきたいと思います。
経営管理部 部長 梅森