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歌手で俳優の福山雅治さんが、ある番組でご自分のデビューから今までのお話をされていました。
その話の中で歌手になるために長崎から出てきたのに、デビューは俳優でした。歌手になりたいという思いを持ちながら、周りが言うとおりに俳優として活躍していましたが、歌手への道を諦めずにチャンスを伺っていたそうです。
自分がやりたいことだけをやっていたら、今のように歌手、ラジオ、テレビ、映画などで多面的に活躍していなかったと言っていました。
「自分の才能は意外と他人がわかり、引き出してくれる。」そのことに感謝していると言っていました。
素直に人の言うことを聞き、何でも挑戦してきた結果ですね。

私は、今の仕事が自分のやりたい仕事、得意な仕事かと聞かれたら、決してそうではないです。
入職したのは48歳。病棟のクラークとして採用されましたが、病院の勤務経験もなく30年以上音楽に携わっていたので、それとはまったく違う世界。
その歳になってやっと社会の現実を知った感じでした。
入職して一週間たったころ、ここでは自分ができる事はないと思い辞めようと思った矢先、その当時の看護師長さんや看護部長さんに、病棟の患者さん向けに演奏会をしてくれないかというお誘いがあり、自分にもできる事があるんだと退職を踏みとどまりました。
それから15年、透析室クラーク、医事課、総務課、事業課と異動しながら自分が得意でない業務や、やったことない業務にも携わり、本来の自分の能力以上の業務をさせて頂きました。
自分はこういうこともできるんだとか、意外と好きかもしれないというような発見もありました。
自分の好きな事だけしかしないという環境だったら、今の自分はないなあと思わせてくれた福山雅治さんのお話でした。
そして私も自分の可能性を引き出してくれた上司の方々にとても感謝しております。

現在63歳、嘱託で勤務していますが、残り少ない人生、少しずつ自分の好きな事、やりたい事にシフトしていけたらと思う今日この頃です。
事業課 課長 馬場